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第70回(正当第80回忌)
京橋駅空襲被災者慰霊祭

日時:令和6年8月14日(水)

   午前11時より

場所:京橋駅爆撃被災者慰霊碑

   (JR京橋駅南改札口前)

※悪天候でも決行いたします。

​※当日は猛暑が予想されます。熱中症予防のため、式中でもこまめな水分・塩分補給をお願いいたします。

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当祭典は、太平洋戦争終焉前日の昭和20年(1945年)8月14日、米軍による大阪大空襲を受け、甚大な被害を受けた大阪砲兵工廠と国鉄京橋駅で犠牲になられた多くの方々を偲び、みたまをお慰めさせて頂く慰霊祭で御座います。


昭和22年に京橋駅に慰霊塔が建立され、昭和30年以後からは、爆撃のあった8月14日に妙見閣寺によって毎年欠かさず慰霊法要が続けられてきました。

本年も8月14日午前11時より京橋駅南口の慰霊碑前で、慰霊祭を執り行います。多くの方にご焼香いただければ幸いです。何卒お参り頂きますようご案内を申し上げます。

京橋駅空襲被災者慰霊祭: 私たちについて

この京橋駅であった悲惨な出来事をあなたは知っていますか?

うだるような暑さでした。気温は既に36度を超えていました。この悲惨な出来事は、昭和20年8月14日、思い起こせば太平洋戦争終焉の前日に起きたのです。


その日は連合軍が、大阪市内へ最後となる爆撃を、数十機のB29爆撃機によって実施しました。まず連合軍は大阪城内の陸軍造兵廠を爆撃しました。そして午後12時30分ごろ、天王寺行き電車と大阪行き電車が京橋駅に進入したちょうどその時、京橋駅の大阪駅方面ホーム東寄り、城東線路から交差している片町線、そして駅西側にあった防空壕付近へ、続けて数個の1トン爆弾が落とされたのです。


当時の国鉄京橋駅付近は、一瞬のうちに焦土と化しました。駅舎は吹き飛び、線路はアメのように曲がり、付近の民家や工場も大打撃を受けました。瓦礫の山に埋まる死体、幼子を抱きかかえるようにして無言の死を遂げた母子の悲惨な姿、あちらこちらに飛び散る手足や肉片、両足を切断されて必死に助けを求める者、身体が土砂の下敷きとなり顔だけ出して絶叫する者、正に断末魔の叫びが飛び交う生き地獄そのものとなりました。


救助活動も思うようにはなりません。多くの人々が土砂に埋っていましたが、掘り返すにも道具がありません。地面から出ている体の一部を手がかりに、人の手で引き上げることぐらいしか出来ませんでした。土砂や壁、そして大きな石の下敷きになった人々から、「助けてくれ、助けてくれ」と言う悲痛な声、「辛抱してくれよ」と声をかけるだけで、為す術もなく多数の方がそのまま息絶えました。


焼け付く暑さの中で、大きな石と石との間から、やっとの思いで首をのぞかせ、張り裂けんばかりの声で「水をくれ」と叫ぶ人。なんとか水を探して差し上げたその時、「おいしかった、ありがとう」と言うなり、こときれてしまった人もいました。周囲の至るところで、助けてくれと懇願する悲痛なうめき声が止むことはなかったのです。


この惨事によってお亡くなりになられた方々は二百数十名とされていますが、遺体はおろか、遺品すら発見できなかったご家族の方は数知れず、実際の被爆犠牲者は500名とも600名とも言われています。


昭和22年に、この京橋駅に慰霊塔が建立され、そして昭和30年から毎年、爆撃のあった8月14日に、慰霊祭の法要がつとめられてきました。しかし慰霊塔の事は知っていても、犠牲となった方々の無念の思いを心して、積極的に手を合わせる人は稀です。このままではいつしか時代の流れに風化して、ついには忘れられてしまう事でしょう。


この京橋駅で何百人もの方々が惨殺されたこの恐ろしい事実を、忘却の彼方におしやる事はどうしても避けなくてはなりません。何故ならば、その事だけがお亡くなりになられた方々の無念の心を鎮める方法だからです。私たちが過去の歴史を語り次ぎ、その過ちの大きさを未来平和の為の掛け橋とする事だけが、お亡くなりになられた方々への本当の供養なのです。

京橋駅空襲被災者慰霊祭: 私たちについて

京橋駅爆撃被災記録誌
「礎」

下記より、京橋駅爆撃被災記録をまとめた冊子「礎(いしずえ)」をダウンロードして頂けます。

京橋駅空襲被災者慰霊祭: HTML の埋め込み

​慰霊祭式次第

午前10時 受付開始
        

午前11時 慰霊祭開式

     式衆入堂

挨拶

JR京橋駅統括駅長 三河創平 様
城東ライオンズクラブ会長 加賀元久 様
慰霊祭世話人会会長代理 辻口昌賢 様

作文朗読

テーマ「平和の尊さ、大切さ」

大阪市立旭東中学校 生徒代表3名 様

挨拶

妙見閣寺住職 小土井祥博 上人

午前11時30分 慰霊法要

​​       参列者焼香

正午頃 終了予定

京橋駅空襲被災者慰霊祭: 私たちについて

​ご浄財・供花・折り鶴奉納のお願い

作文朗読希望者・ボランティア募集について

当会は、皆様方からのご浄財をお受けさせて頂いており、お預かりさせて頂いたご浄財は慰霊祭運営の為に大切に使用させて頂いております。合わせて、供花と平和への祈りを込めた折り鶴の奉納もお受けさせて頂いております。

皆様のご支援ご協力、何卒宜しくお願い申し上げます。

また、慰霊祭にて戦争・平和に関する作文を朗読いただく中学生・高校生の方と、慰霊祭のお手伝いを頂けるボランティアの方を若干名募集しています。

詳細は、下記の問い合わせフォームかお電話(06-4254-8115事務局妙見閣寺)にてご連絡をお願い致します。ご関心をお寄せ頂き、誠に有難うございます。

京橋駅空襲被災者慰霊祭世話人会一同

宗教法人妙見閣寺(世話人会事務局)

お問い合わせを頂き誠に有難うございます。恐れ入りますが暫く返信をお待ち下さい。

京橋駅空襲被災者慰霊祭: 寄付
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